やれるとこまで。

だっていろいろ忘れそうだからさ

好きすぎて嫌い。

あの日から田口くんを見ていない。
田口くんどころか、亀梨さんも上田くんも中丸くんも見ていない。
KAT-TUNだけではない。
他のジャニーズの誰も見ていない。
見られなくなってしまった。


わたしはずっと掛け持ちしてきた。
田口くんは1999年から。
大倉くんは2002年から。
濱田さんは2008年から。
ずっと好きだった。
わたしに出来る全力で常に3人を追いかけてきた。
掛け持ちを責める人もいたけれど、そんなの全然気にならなかった。
だって3人とも好きだったから。
甲乙なんてつけられない。


それが、あの日から誰も見られない。
辛い。
ジャニーズの誰を見ても辛い。
誰を見ても田口くんを思い出してしまって目を反らしてしまう。


Twitterを眺めているとみんなわりと前を向けていて
「辞めるまで一生懸命応援するよ」とか
「大事なものをいっぱいもらったね」とか
中には
「ぜってぇー許さねぇ早くやめろ 」とか。



わたしは、といえば。
強いて言えば「無」だ。
もう辛すぎて嫌すぎて受け入れられなくて
何も考えられなくなってしまったみたいだ。

誰に頼まれた訳でもなく勝手に好きになって勝手に深入りして抜けられなくて忘れられなくなって、その長い年月かけて積み上げてきた想いを根底から覆されたような気がしているのだ。

自分でも、掛け持ちしてきたんだからこれからは濱田さんに集中だ!とか鼓舞してみるのだが、それが出来ない。
田口くんの現場のないときは関ジャニ∞に、春夏冬は松竹座に、と上手いこと掛け持ちして年がら年中キャイキャイしてたのに。
これからの関ジャニ∞のツアーも、来年からのジャニーズWESTのツアーもかなりの数で押さえてあるのに。
今はアルバムすら聞けない。


全ては田口くんが居てこそ、だったんだ。
それに今頃気がつくなんて。
もう居なくなるとわかってから気がつくなんて。



もしかしたら、今のわたしは田口くんが嫌いなのかも知れない。
わたしが田口くんを好きになることで見返りなんてもちろん求めてなかったけど、でも、いつまでも応援し続けられるんだと当然のように思っていた。
こんなに謎だらけのまま居なくなるなんて想像したこともなかった。


田口くんが好きすぎて好きすぎて
嫌いになりたいのかも知れない。
忘れたいのかも知れない。



自分で自分がわからない。
あの日から立ち止まったままだ。