やれるとこまで。

だっていろいろ忘れそうだからさ

KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR "10Ks!" 〜大好きだけど離れることにした

5月1日  東京ドームに行ってきた。

 
当日朝まで行くかどうか躊躇して、会場に入るまで誰かもっと天井席と代わってくれないだろうか…アリーナAブロ 一桁番だったので…と思案し続け、「いや、田口くん名義で当たってる座席なのだからちゃんと受け止めろということなのだ」と自分自身を励ましながらどうにかこうにか座席について開演を待った。
 
 
 
 
なにしろ、田口くんのあの日から田口くんもKAT-TUNも見ていないしCDも聞いていないのだ。
何度も観ようとしてリモコンに手を伸ばすのだが、それだけで心臓がバクバクしてしまい再生することなくダビングして終わってしまう。もちろんCDも買ってはあるが聞いていない。3人の新曲も、だ。
そんな申し訳ない状況でコンサートに入ってしまった。
 
 
 
結果。
すごかった。
KAT-TUNコンってやっぱりすごい。
吹き上がる水はアリーナ前列に霧雨のように降り続けるし、特効の音の衝撃で身体が倒れそうになったのは初めてだ。火薬の臭いにもむせたし火柱はぼんやり暖かかったし。
今回初めてKAT-TUNコンに入った方のツイやブログも拝見したが、そうなのだ。
KAT-TUNコンの水と火と特効の使い方は他Gと比較にならない。KAT-TUN以外のジャニーズのコンサート全てに入ったことがあるが、全っ然!違う。桁違いだ。たぶん経費の面でも、だ。
 
 
ああそうだ、これがわたしの大好きなKAT-TUNのコンサートだ、とぼんやり思いながらふと思った。
こうしてKAT-TUN全体のコンサートを観たことってあったかなって。
今まで田口くんが好きで好きで大好きで、ダンスはもちろん一挙手一投足目が離せずにいて、歓声があがっても「田口くん以外の誰かが何かしたな。亀梨さんがサングラス取ったかな?」と片隅で考えつつずーーっと田口くんだけ観てた。
わたしのKAT-TUNコンは田口くんが居れば大満足だった。
 
 
 
そんなだったから、やっぱりKAT-TUNすごいと呆気にとられながら涙が止まらなかった。
泣こうとしていた訳でも泣きたかった訳でもない。
ただただ涙が出続けたのだ。
 
 
 
 
 
どうしてここに田口くんはいないんだろう。
 
 
全ての曲でわたしの目も脳内も田口くんを再生できるのにどうしていないんだろう。
そう思ったら、苦しくて辛くて胸が痛くて。
 
 
もう、無理だ。
わたしはこれからのKAT-TUNとは一緒に戦えない。
 
 
 
嫌いじゃないのに。
KAT-TUNKAT-TUNの楽曲も大好きなのに
今のわたしでは今のKAT-TUNを見ても目も心も泳いでしまって見続けることが出来ない。
わたしは一緒にはいられない。
 
 
 

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田口くんはKAT-TUNに入る前から好きだったけど、KAT-TUNとして初めてのコンサートだったこの日この場所から何回KAT-TUNのコンサートを観てきただろう。
 
 
応募数が多くて追加に回された結果、KAT-TUNコンサートの初回に入ることができて嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
 
 
会場横でダフ屋らしき人に声をかけられて、それが「こいつらは誰や?人気あんのか?」だったことを今でも覚えている。
 
 
 
 
「踊る君を見た日から 光が差して晴れになった」
 
 
 
この田口くんが歌うLOVE MUSICを聞いたとき、たぶん多くの田口担はこう思ったのではないだろうか。
いやいや、それはこっちの台詞だよ、と。
踊る田口くんが大好きだった。
伸びやかに、楽しそうに、時にはCOOLに踊る田口くんが大好きだった。
 
 
でも。
もういないんだ。
両手を拡げて会場中を嬉しそうに見回す田口くんはもうKAT-TUNにはいない。
わたしももう終わりにしよう。
 
 
KAT-TUNと一緒にわたしも充電しよう。
充電、というか…
あの日から空いてしまった心の穴を、それもポッカリとかスポッととかいう呑気な穴ではなくて、えぐりとられたように断面がギザギザな心の穴をゆっくり埋めていくことにしよう。
 
 
全てはそれからだ。